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室内熱環境について
「寒い/暑い、暖かい/涼しい」といった感覚は、体と外界との熱移動の様子によって決まります。こうした感覚(熱移動)を決める室内環境要素としては、室温、室内表面温度、湿度がありますが、とくに室温と室内表面温度が重要になります。したがって、より厳密に適切な室内環境を実現しようとすれば、室温だけではなく室内表面温度も考えないといけません。ただ、建物全体の断熱性能を一定以上に確保すれば、室内表面温度は室温にかなり近づくので、室内表面温度を細かく考えるのではなく、室温を重要な指標として家づくりを考えていくことで十分です。ただし、もっとも室内表面温度が低くなる窓については一定の注意を払うべきでしょう。
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