日本のインテリア

Objective temperature
目指したい室温

2021年7月時点では、断熱性能(UA値など)の目標を定めている住宅会社はあっても、室温の目標を立てている住宅会社は極めて少ないのが現状です。しかし本来、断熱性能は適切な室温を実現させるためのひとつの技術(工夫)に過ぎません。もちろん断熱性能はその実現のために最も重要な要素ですが、それが最終目標ではないはずです。

室内熱環境について

「寒い/暑い、暖かい/涼しい」といった感覚は、体と外界との熱移動の様子によって決まります。こうした感覚(熱移動)を決める室内環境要素としては、室温、室内表面温度、湿度がありますが、とくに室温と室内表面温度が重要になります。したがって、より厳密に適切な室内環境を実現しようとすれば、室温だけではなく室内表面温度も考えないといけません。ただ、建物全体の断熱性能を一定以上に確保すれば、室内表面温度は室温にかなり近づくので、室内表面温度を細かく考えるのではなく、室温を重要な指標として家づくりを考えていくことで十分です。ただし、もっとも室内表面温度が低くなる窓については一定の注意を払うべきでしょう。